グランディディエライト
Grandidierite
グランディディエ石
「世界で最も希少な宝石の一つ」として、長らく図鑑の中でしかお目にかかれない「幻の存在」だったグランディディエライト。それが宝石好きたちの前に彗星のごとく現れ、市場をざわつかせたのは、2015年頃にマダガスカルで奇跡的に純度の高い原石が見つかってからのことです。
この石の最大の魅力は、なんといってもその色。南国のラグーンをそのまま閉じ込めたような、深く鮮やかな「ティールブルー(青緑)」です。パライバトルマリンのネオン感とも、アクアマリンの澄んだ青とも違う、少し緑を含んだ知的なブルー。見る角度によって色が濃くなったり、無色に見えたりする「 多色性 」を持っているため、指輪にして手を動かすと、青と緑が揺らめくように混ざり合い、とろりとした濃厚な輝きを楽しめます。
そして、コレクターにとって嬉しい誤算だったのが、その「強さ」です。レアストーンといえば「硬度が低く、ケースに入れて眺めるだけ」というものも多い中で、グランディディエライトの モース硬度 は7.5。これはアクアマリンやエメラルドと同等かそれ以上で、日常使いのジュエリーとして十分に耐えうる硬さです。「幻の希少石」でありながら、ペンダントやリングとして肌身離さず着けられる。この実用性の高さこそが、今の人気を不動のものにしている理由でしょう。
ただし、透明度が高く、かつ色の濃いジェムクオリティのルースに出会える確率は、今でも宝くじのようなもの。 インクルージョン (内包物)を含みやすい石なので、透き通った青緑色の輝きを見つけたら、それはまさに地球からの贈り物と言っても過言ではありません。
Grandidierite Analysis
MAJOR MINING LOCATIONS
ACCESSORY

Ring
多色性を手元で楽しめる。「へき開」があるため衝撃注意。

Necklace
鮮やかな青緑が肌に映える。比較的衝撃が少なく安心。

Earrings
光が透けて色が美しく見える。紛失には最大の注意を。




