オリビン
Olivine
「太陽の石」という華やかな呼び名を持つペリドットですが、鉱物名の『オリビン』、そして和名の『橄欖石(かんらんせき)』は、ずばり「オリーブ」を意味しています。 原石を観察してみると、その名の由来が一目瞭然です。まるで絞りたての高品質なオリーブオイルのような、とろりとした独特の油っぽい光沢(樹脂光沢)を持った緑色をしているんです。
水晶のようにシュッと尖った結晶で見つかることは稀で、オリビンの原石はどこか「砂糖菓子」に似ています。黒っぽいゴツゴツした溶岩(玄武岩)の中に、砕けたガラスの粒や、ザラメ糖のような緑色の塊として埋まっていることが多いからです。 面白いのは、この石が「自色(じしょく)」という性質を持っていること。不純物で色が変わる他の宝石とは違い、オリビンの成分そのものが緑色なので、どんな時でも緑色。この裏表のない潔さが、鉱物としての愛らしさでもあります。
実は地球の マントル の主要成分でもあるため、私たちが手にできるその緑色の粒は、はるか地下深くからマグマに乗って地表へ飛び出してきた「地球の深部からの手紙」。時には宇宙から飛来する隕石(パラサイト)の中に含まれていることもあり、手の中にある小さな粒が、実はとてつもない旅をしてきたものかもしれない……そんなロマンが詰まった石です。
RELATIONSHIP
Derived Gemstones
この原石から生まれる宝石たち
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