スピネル
Spinel
「これ、本当に自然にできた形なんですか?」 スピネルの原石を初めて見た方は、たいていそう言って目を丸くします。それくらい、人工物のように整った見事な幾何学模様をしているんです。
典型的な原石の形は「正八面体」。ピラミッドの底と底をぴたりと貼り合わせたような、きれいなダイヤモンド型をしています。和名の『尖晶石(せんしょうせき)』や、ラテン語でトゲを意味する「Spina」が名前の由来になったのも納得の、指先にチクリと当たるほど鋭いエッジ(角)が特徴です。
ミャンマーやベトナムの鉱山では、赤い泥の中からこの鮮やかな結晶がコロコロと出てきます。長い間ルビーと間違えられてきた歴史がありますが、実は原石の形を見比べれば違いは歴然。丸みを帯びた樽(たる)型のルビーに対し、スピネルはどこまでもシャープで直線的です。
特に結晶の形が良いものは、磨かなくてもそのままで指輪にできそうなほどの完成度。地球が作った「天然のオブジェ」として楽しむなら、スピネルほど完璧なプロポーションを持った原石はなかなかないかもしれませんね。
RELATIONSHIP
Derived Gemstones
この原石から生まれる宝石たち
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