ターコイズ
Turquoise
「空の石」という美しい呼び名を持つターコイズですが、その原石が生まれる場所は、空とは対照的な、カラカラに乾いた荒野です。
掘り出されたばかりの原石を見て、まず驚くのはその質感です。宝石特有の透明感やキラキラした輝きは全くありません。まるでチョークや素焼きの陶器のようにマットで、少し粉っぽいような、乾いた肌触りをしています。 実はターコイズは、目に見えないほどの小さな穴がたくさん空いている「多孔質(たこうしつ)」の石。だから、汗や水をスポンジのように吸い込んでしまう性質があり、原石ハンターたちは「生きている石」として扱いに細心の注意を払います。
産状もユニークで、岩の割れ目を埋めるように脈状に入り込んでいたり、ブドウの房のようなコブ状の塊で見つかったりします。 特に原石好きを唸らせるのが、母岩(マトリックス)ごと切り出された姿です。褐色の岩石の隙間に鮮やかな空色が入り込み、まるで「地球のひび割れ」を見ているかのような荒々しい模様を描き出す。研磨されたルースに見られる「スパイダーウェブ(蜘蛛の巣模様)」の正体は、この母岩とターコイズが長い年月をかけて抱き合ってきた証なんですね。
RELATIONSHIP
Derived Gemstones
この原石から生まれる宝石たち
Related Journals & Products




