ベリル
Beryl
「ベリル」という名前、もしかするとあまり馴染みがないかもしれません。でも、実はこの石、宝石界きっての「名門ファミリー」のお母さん的存在なんです。
最も有名な子供といえば、あのクレオパトラも愛した「エメラルド」。そして、海の色を映したような「アクアマリン」。実はこれら、すべてベリルという同じ鉱物からできています。純粋なベリルは無色透明(ゴーシェナイト)なのですが、そこに混ざる微量な成分によって、劇的に色が変わるんです。クロムが混ざれば鮮烈な緑に、鉄分なら涼やかな青に、マンガンなら愛らしいピンクの「モルガナイト」に大変身。まさに、自然が生み出す色のマジックですよね。
原石は、鉛筆のようなきれいな六角柱の形で見つかることが多く、その幾何学的な美しさは鉱物標本としても人気があります。主な産地はブラジルやマダガスカル、そしてエメラルドなら コロンビア が有名です。
同じ石なのに、色によって名前も価値も全く違う顔を見せるベリル。宝石の奥深さと、地球の化学実験の面白さを一度に教えてくれる、とても魅力的な鉱物グループです。
RELATIONSHIP
Derived Gemstones
この原石から生まれる宝石たち
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