クォーツ
Quartz
クォーツ、和名で「石英」と呼ばれるこの石は、私たちにとって最も身近でありながら、同時に最も奥深い世界を持つ鉱物です。特に無色透明で美しい結晶は「水晶」の名で親しまれ、古代ギリシャ人はそのあまりの透明度から、神々が作った「永遠に溶けない氷(クリスタロス)」だと信じていたそうです。
この石の最大の面白さは、その変幻自在な「化け方」にあります。高貴な紫のアメシスト、黄金色のシトリン、優しいピンクのローズクォーツ。これらは全てクォーツの仲間なんです。不純物の混入や自然界の放射線、熱の影響を受けることで、まるでカメレオンのように色を変え、全く別の宝石として扱われています。
原石は、六角柱の先端が鋭く尖った幾何学的な形で、クラスター(群晶)として発掘される姿は、まさに大地の芸術品。また、電圧をかけると規則正しく振動する「圧電効果」を持っており、クォーツ時計やスマートフォンの中枢を担うなど、現代社会を裏側で支えるスーパー鉱物でもあります。
主な産地はブラジルやマダガスカル、アメリカなど。かつては日本の山梨県も、世界的な水晶の産地として名を馳せていました。
RELATIONSHIP
Derived Gemstones
この原石から生まれる宝石たち
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