コーディエライト
Cordierite
ジュエリーの世界では「アイオライト」という名前で親しまれていますが、鉱物としてはフランスの地質学者コルディエにちなんで『コーディエライト』と呼ばれます。和名は『菫青石(きんせいせき)』。その名の通り、道端に咲くスミレのような、どこか儚げな青紫色の石です。
原石ハンターにとって、この石ほど「回す楽しさ」がある石もありません。 一見すると、濃いサファイアのような青い塊。でも、光にかざして指先で90度クルッと回して見てください。あら不思議。さっきまでの深い青色がスッと消えて、枯れ草のような黄色や、無色透明に変化して見えるのです。 これは「 多色性 」という性質なんですが、コーディエライトは特にその変化が劇的。「角度によって顔を変える」なんて、ちょっとミステリアスですよね。
伝説では、かつて北欧の海賊バイキングがこの性質を利用し、曇りの日に太陽の位置を知るための羅針盤として使ったとも言われています。 整った結晶で見つかることは稀で、多くは川砂利の中で角が取れたガラス片のような姿で見つかります。派手な煌めきはありませんが、見る角度で表情を変えるその姿は、鉱物ならではの「粋」を感じさせてくれます。
RELATIONSHIP
Derived Gemstones
この原石から生まれる宝石たち
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