Facet

ファセット

Cut & Shape

カットとシェイプ

SUMMARY

宝石の表面に作られた小さな研磨面

カットされた宝石の表面にある、平らに磨かれた小さな面のことを指します。語源はフランス語の「face(顔)」やラテン語の「facies(外見)」に由来し、宝石の表情を作り出す要素であることを意味しています。

古代の宝石は、表面をつるんと磨いただけの「カボションカット」が主流でした。しかし、15世紀頃から研磨技術が発達し、平面を作ることで光をコントロールできることが発見されました。これがファセットカットの始まりです。

例えば、標準的なラウンド・ブリリアント・カットには57個または58個のファセットがあります。これらはランダムに削られているのではなく、光の屈折と反射を計算し尽くした厳密な設計図に基づいて配置されています。

職人が研磨盤に向かい、コンマ数ミリの精度で角度を調整して作り出すファセット。その一つ一つが小さな鏡となり、周囲の光を拾い集めて、私たちの目にまばゆい輝きを届けてくれるのです。