Crystal Structure

結晶構造

Composition & Properties

成分と性質

SUMMARY

石が成長する時の形

宝石は、原子が規則正しく並んだ「結晶」です。その並び方(システム)によって、原石の形や性質が決まります。

例えば、ダイヤモンドやガーネット、スピネルは「等軸晶系」といって、サイコロのようなバランスの取れた形に成長します。これらはどの方向から見ても色が同じに見えるため、扱いやすい石です。一方、アクアマリンやエメラルドは「六方晶系」で、六角柱の鉛筆のような形に育ちます。

原石の形を知ると、「なぜエメラルドカットは長方形なのか?」という謎が解けます。それは、六角柱の原石から最も効率よく、ロスを少なく切り出すための形だから。カットのデザインは、実は自然が作った結晶の形(クリスタルシステム)に逆らわないように決められていることが多いんですよ。