Cabochon Cut

カボションカット

Cut & Shape

カットとシェイプ

SUMMARY

ファセットを持たせない、つるんとした山形

これまで紹介してきたキラキラと光を反射させる「ファセットカット」とは対照的に、表面をドーム状につるんと磨き上げた、最も歴史の古いカット方法です。中世ヨーロッパの時代から「いかに石の色そのものを楽しむか」を追求して生まれました。

このカットが選ばれるのは、主に「透明ではない石」や「特殊効果を持つ石」です。例えば、とろりとした艶が魅力の翡翠(ヒスイ)やターコイズ、あるいは光の筋が出るスターサファイアやキャッツアイなどは、この形にすることで初めてその真価を発揮します。

触れるとひんやりと心地よく、石本来の温もりや生命力を感じられるのがカボションの醍醐味。キャンディのような愛らしさと、どこか神秘的な雰囲気を併せ持っています。最近では透明度の高い宝石をあえてカボションにして、うるうるとした瑞々しい質感を楽しむ「シュガーローフカット(山なりのカボション)」なども人気急上昇中です。