サファイアでも、タンザナイトでもない。「第三の青」ベニトアイトを選ぶ理由
サファイアとも違う、虹色の輝きを秘めた「第三の青」。幻の希少石ベニトアイトだけが持つ、ダイヤモンドにも負けない唯一無二の美しさと魅力に迫ります。

「あなたの好きな色は?」と聞かれたら、迷わず「青」と答える。 そんなブルー好きのあなたにとって、宝石選びは幸せでありながら、少し悩ましい問題かもしれません。
青い宝石の王様といえば、誰もが知るサファイア。 その魅力は、深海のように静かで、凛とした「揺るがない青」にあります。まさに王道の美しさです。
あるいは、夕暮れ時の空を映したようなタンザナイト。 見る角度によって紫がかったり青に見えたりする 多色性 は、どこか妖艶で、大人の色気を感じさせます。
どちらも素晴らしい宝石です。けれど、もしあなたが「綺麗だけれど、どこか物足りない」「もっと衝撃的な輝きを」「人とは一味違うもの」が欲しいと感じているのなら……。
サファイアの気品と、ダイヤモンドの煌めき。その両方を併せ持つ「第三の選択肢」をご紹介しましょう。
それが、ベニトアイトです。
一見すると、この石はサファイアによく似た美しい青色をしています。しかし、光を浴びた瞬間、その印象はガラリと変わります。
深い青色の奥底から、赤、オレンジ、黄色といった「虹色の火花」が、まるで花火のようにバチバチと湧き上がってくるのです。
これは「分散( ファイア )」と呼ばれる光の現象で、実はベニトアイトは、あのダイヤモンドと同じくらい、光を虹色に分解する能力が高い石なのです。
サファイアが「静寂の青」だとしたら、ベニトアイトは「躍動する青」。 クールな顔をしているのに、内側にはギラギラとした情熱的な虹を隠し持っている。このギャップこそが、多くのコレクターを沼に引きずり込む最大の理由です。
「ダイヤモンドのように激しく輝く、青い石」
言葉にするのは簡単ですが、自然界でこの特徴を持つ石は、奇跡的な確率でしか生まれません。 しかも、この石が採れる鉱山は世界にたった一箇所しかなく、すでに閉山してしまっています。つまり、新しく地球から生まれてくることはもうありません。
サファイアやタンザナイトは、お金を出せばいつでも美しいものに出会えます。でも、ベニトアイトとの出会いは、まさに「一期一会」。
もし、ジュエリーショップの片隅で、青い光の中にチラチラと赤い虹が見え隠れする石を見つけたら。 それは、あなたが探し求めていた「理想の青」との運命の出会いかもしれません。
王道でもない、流行でもない。 「知る人ぞ知る、幻の青」を身につけるという、最高の贅沢を選んでみてはいかがでしょうか。



